オーライ!ニッポンの旅 大賞受賞地域を訪ねて
第4回 沖縄県東村
見どころ&遊びどころ


東村の魅力を満喫できるおすすめスポット!


沖縄北部の広大な自然に抱かれた、水と緑の楽園・東村には、体験型施設をはじめとした観光スポットが豊富。海へ、山へ、川へ、やんばるの自然を飛びまわって遊び尽くしましょう!


やんばるの自然を満喫できる体験型公園

つつじエコパーク

バンガローは3タイプ14棟。クーラーや寝具つきなので小さな子ども連れの家族も安心。

 泊まる・遊ぶ・学ぶ、さまざまな施設が揃った自然公園。パターゴルフ場、こども広場、遊歩道、イベント広場などを利用して、1日中楽しく遊べます。特に沖縄初のPA(プロジェクト・アドベンチャー)プログラムは、修学旅行などでの参加も多く大好評。やんばるの自然の森に囲まれたフィールドで、仲間と協力しながら飛んだり跳ねたり登ったり、心と体を成長させる冒険教育プログラムです。宿泊は丘の上の広々としたオートキャンプ場や、キッチン・バス・クーラー完備の快適なバンガローで。家族から大人数のグループまで幅広く対応しています。


心理学や体験学習の手法が取り入れられ、小学校の野外活動から企業の職場研修にも利用されるPAプログラム。体験は10名以上で事前に予約を。
色とりどりのつつじが咲き誇る毎年3月にはつつじ祭りを開催。村の特産品や苗木なども販売されます。
仲間と相談し、助け合いながらさまざまな課題を乗り越えていく。PAプログラムでは人とのふれあいや達成感、信頼感を培っていきます。
つつじ祭りでは、マーチングバンドの大会で世界一に輝いたこともある西原高校の演奏やマラソンなど、さまざまなイベントも開催されます。


沖縄県最大のダム湖でやんばる自然ウォッチング!

福地ダム自然観察船・カヌー体験

港川さんのパイナップル畑の奥から望めるやんばるの広大な照葉樹林。農作業で疲れたときは、この絶景スポットで一休み。話が弾み、15分の休憩が1時間近くに延びることも。

 ダム周辺の豊かな亜熱帯照葉樹林と、周辺に住む珍しい生き物を間近で観察できる約50分間の船の旅。ふだんは足を踏み入れることのできないやんばるの森の奥深くで自然とふれあう、貴重な体験です。

自然観察船では、ガイドさんが樹木や生物、ダムの歴史、水の重要性について詳しく解説してくれます。カヌー体験も実施。ダムの水量によって観察船の運航が休止されることもあるので問い合わせを。


世界初!海水利用の発電所を見学

沖縄やんばる海水揚水発電所

高速エレベーターに乗り、約90秒で地下150mへ。約200mの連絡通路は、海の放水口へと続いています。

 電力が余る夜間のうちにくみ上げた水を、電力が足りなくなる昼間に流すことで発電させる揚水発電。東村では、世界で初めて海水を利用した揚水発電が行われています。深さ25m、幅252mの大きな八角形の調整池に溜められた海水を、パイプを通じ約136m下の海へと流すことにより、最大30,000kw(約10,000世帯分)の電力が得られます。発電所内部は見学することができ、地下150mにもぐって海へつながる放水口を見ることができます。


やんばるの奥深い森の中にたたずむ、沖縄やんばる海水揚水発電所。発電所の建設にあたっては、周辺の環境への配慮が最大限になされており、土捨場をビオトープとして創生したり、3万本の植栽、赤土流出防止、小動物の保護などに努めています。


1kmにわたる白い砂浜でのんびり海水浴

ウッパマビーチ

砂浜ではいたるところでサンゴを見つけることができます。持ち帰って箸置きにしたり、ビーチクラフトをつくったり、楽しい思い出作りに利用して。

 慶佐次川近くにある、東村唯一のビーチ。沖縄特有の白い砂浜とエメラルドグリーンの水面がまぶしい海水浴スポットです。広い砂浜では、日光浴のほか、キャンプを楽しむ人の姿も見られます。


木々に囲まれたウッパマビーチ。夏には海水浴客でにぎわいます。


東村の歴史と自然を学べる展示物がいっぱい

山と水の生活博物館

やんばるの森の源流から河口のマングローブ林までの生態系をつぶさに観察できるジオラマ。
東村の主力産業であった林業を紹介するコーナー。昔、山から木を切り出し、やんばる船で中南部へ送っていました。

 豊富な写真や剥製、ジオラマで、東村の歴史や暮らしをわかりやすく紹介している博物館。絶滅が危惧されているヤンバルクイナやノグチゲラなどの珍しい標本も見ることができます。やんばるの自然について調べることができる図書室や、特別展やワークショップが開かれる研究室なども設けられており、東村観光のはじめにぜひ立ち寄りたいスポットです


1999年に東村に打ち上げられたオスのジュゴンの全身骨格。体長が3mもあり、沖縄県最大級といわれています。沖縄では本標本を含め4例だけで、貴重な標本です。


タンカン狩りを楽しみながらかわいいイノシシとふれあう

イノシシ牧場・ちょうじんの畑(はる)

タンカン農園の草取りをするイノシシたち。落ちたタンカンも食べ放題。
タンカンの皮をむいて食べるイノシシがいるのは、このイノシシ牧場だけ!?

 タンカン農園を営む宮城さんが餌付けをした野生のイノシシが増え、いまでは約100頭を超えるイノシシ牧場に。イノシシが雑草を食べてくれるため、無農薬での栽培が可能になったそう。さらにイノシシの糞尿により、虫がつきにくいというメリットもあるそうです。


3月下旬~4月ごろには、かわいいうりぼうの姿が見られます。