特派員だより3(埼玉県秩父市、横瀬町)


[地域:関東]

都市近郊でプチ田舎体験(埼玉県秩父市、横瀬町)

レトロな街並みと、芝桜の鮮やかな景色を堪能

芝桜のカラフルな景観
芝桜のカラフルな景観

 5月の連休に埼玉県秩父市と横瀬町を訪れました。秩父は、以前出かけて、昭和の時代にタイムスリップしたような懐かしい街並みと素朴な風土にすっかりファンになってしまったところです。
行った日は、羊山公園の芝桜が満開で、まわりの木々の緑と見事にマッチして、それは見事な景色でした。ピンクや白、パープルの鮮やかな色が、起伏に富んだ丘一面にサイケデリックに配置されています。現代アートみたいと思ったら、このデザインは秩父夜祭の屋台や笠鉾の囃し手のじゅばんの模様。そして夜祭の躍動感をあらわしたものだとか。芝桜の丘の近くでは、いろいろな屋台が出て、さながらお花見や縁日の雰囲気でした。


採れたてのキュウリに舌鼓


 近くの農家の人たちが、自分の畑で採れた野菜を売っているコーナーは大盛況。屋台で買った1本100円のもろきゅうがすごくおいしかったです。新鮮なきゅうりに、そのまま味噌をぬってポリポリかじるだけ。みずみずしくて、歯ざわりがシャキシャキして、何本でもいけました。


プチ田舎体験で不安を解消


 横瀬町では「寺坂の棚田」の絶景にしばし時を忘れて見入りました。ここはなんと鎌倉時代から棚田として作物が作り続けられている場所だとか。近くには入浴休憩できる温泉やイチゴ狩りできる農園、渓谷ではマスを手づかみでつかまえることのできる場所もあります。
定年後には田舎で暮らしたいという希望もあるのですが、都会育ちには少し不安もあります。このような都会の近くのプチ田舎なら、都会と田舎のメリットを生かしながら暮らせるのではないかと思いました。