第9回 2010年10月8日 C-day当日の活動から


昨年このコラムで8回に渡って活動の目的や推進方法などをご紹介した、弊社の社会貢献活動「高齢化する村を応援するプロジェクト(C-day)」を、2010年10月8日(金)、無事に実施することができました。全国61か所での活動から、当日の様子をご紹介します。
◆和歌山県海南市上谷

和歌山県海南市上谷(かみだに)では、大阪支店の社員60人が桜の木の下草刈りを行いました。高齢化・過疎化による人出不足のため、地元の方だけでは手が回らない作業とのことです。初年度から5年間活動を続けている地域ですが、大勢でのお手伝いは大変助かると毎年楽しみにしていただいています。休憩時には地元の方といろいろなお話をしながら昼食を取り、交流を深めました。




◆滋賀県高島市畑

滋賀県高島市畑(はた)では、滋賀分室(営業所)の社員20人が水路にふたを設置する作業を行いました。一枚約45kgのコンクリート製のふたを二人で抱えて運びます。非常な重労働でしたが、ケガもなく予定通り144枚全ての設置を終えることができました。こちらには棚田ネットワーク代表の中島峰広先生も参加され、一緒に汗を流しました。この水路は冬場の融雪用に利用されていますが、例年落ち葉がたまってしまい管理が大変だったそうです。今年は楽になると、地元の方に大変喜ばれました。




◆東京都檜原村数馬

東京都檜原村数馬(ひのはらむら かずま)には、東京支店から38人の社員が参加しました。こちらの作業場所は、廃校になった数馬分校(小学校)です。現在は記念館として開館しているのですが、高齢の方が中心のボランティア数名で維持管理しているため、窓ふきなどの大掃除をしたくてもなかなかできないそうです。そこで今回、社員が館内の大掃除や庭の草刈りなどを行いました。
館内に残る運動会の写真や児童の工作品などが懐かしい昔の記憶をよみがえらせてくれ、また地元の方の温かい歓迎もあり、社員にとっても大変楽しい一日となりました。




◆栃木県那須烏山市国見

栃木県那須烏山市国見には、宇都宮分室の社員33人が参加し、休耕している棚田の草刈りを行いました。休耕田を荒れたままにしておくと、周りの耕作している棚田にも草が生え、駄目になってしまうため、草刈りは重要な作業ということです。こちらには地元の企業の社員や宇都宮大学農学部の学生も参加し、にぎやかな活動になりました。また、昼食の準備も地元の方と社員が一緒に行い、交流を深めました。





 この他にも、全国61か所の各地でそれぞれに充実した活動を実施することができたと考えていますが、今後も改善を重ね、より一層地域のお役に立つ活動を実施していきたいと願っています。受け入れてくださった地元の皆さんに、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。


アストラゼネカ(株)
コーポレートアフェアーズ本部 広報部
小野亜希子

2011年2月15日