◆地元を訪問し活動の説明
候補地域には、まず棚田ネットワーク代表で棚田学会会長の中島峰広先生(早稲田大学名誉教授)から、受け入れの可否について打診していただきます。
受け入れできそうということになれば、可能な限り中島先生と一緒に地元を訪問し、代表者や自治体担当者の方に直接お会いして、趣旨を説明します。医療用医薬品に特化した製薬企業である弊社は一般の方にはあまり知られていないこともあり、どんな会社なのか、なぜ社会貢献活動を行うのか、C-dayとは何をするのか等についてじっくりお話しすることを心がけています。
◆本当に地域に役立つ活動を
特に強調しているのは、「私たちは農業体験や研修ではなく作業のお手伝いをするために来ますので、本当に地域のお役にたつ仕事をさせてください」ということです。C-dayを始めた当初は、「稲刈り」のような花形の作業をわざわざ私たちのために残してくださっていたケースもありました。しかし、そうではなくて、C-dayを真に地元に貢献できる活動にするため、農作業に限らず、地元のニーズにあった作業のお手伝いをさせてくださいとお願いします。
現在では、農作業だけではなく、高齢化・過疎化により地域の皆さんで行なうことが難しくなった作業、例えば道普請(ぶしん)や溝そうじ、神社の清掃、竹林整備、シカやイノシシから農作物を守る獣害防止柵の設置等、様々な作業に社員が汗を流しています。
次回は、「第3回 農村景観日本一の地区が活動地域に」をご紹介します。
アストラゼネカ(株)
コーポレートマネジメント統括部 広報部
小野亜希子
2010年7月21日