第6回 「キャプテン研修」(1)


平成22年9月2日(木)に、C-dayの推進役を担う全国のキャプテンが集まり、「キャプテン研修」を開催しました。今年のキャプテン80人のうち44人が、全国各地からテレビ会議システムを繋いで顔をそろえました(業務の都合で参加できなかった人は、予備日に受講しました)。

この研修は、活動についての理解を深めること、そして「C-day成功のためにがんばろう!」というモチベーションを高めることを目的に、毎年実施しています。

まず冒頭で、C-dayの事務局である広報部から、当社のCSR活動の目的(連載の第1回でご紹介した内容です)、昨年までの活動の結果、キャプテンの役割の重要性等を伝えました。


◆過疎・高齢化する中山間地域における社会貢献

 次に、C-dayの協力団体であるNPO法人棚田ネットワーク代表(早稲田大学名誉教授)の中島峰広先生より、「過疎・高齢化する中山間地域における社会貢献」と題してご講演いただきました。中島先生は、C-dayで訪問している地域の例を挙げながら、過疎化・高齢化が進み、耕作を続けることだけでなく集落を維持することさえも難しくなっている現状を説明されました。社員がまとまった人数で支援することが、若い担い手の少なくなった地域で非常に役に立っているとのことです。また、たくさんの社員が村を訪れるC-dayを、民俗学で言う「ハレ」の日として楽しみにされている1人暮らしのお年寄りも多いとのお話もありました。

 多くの地域で社員のお手伝いを頼りにしてもらっていると伺い、その期待に応えられるようにがんばりたいと、キャプテン一同、決意を新たにしました。




◆アストラゼネカ オリジナル体操
体操の普及・指導もキャプテンの役割。手前で帽子をかぶっているのがキャプテン(長野県千曲市姨捨)

 続いて、「アストラゼネカ オリジナル体操」の講習を行ないました。この体操は、C-dayの作業の前後に地域の方と一緒に実施することで、腰痛やケガの予防につながるようにと独自に開発したものです。キャプテン研修では、この体操の考案者である体操講師の西川佳克先生に指導を受けました。

決して無理をせず、気持ちよく感じる程度に体を動かそう、といったアドバイスをもらった後、5分余りの体操を出席者全員で行ないました。キャプテンはC-day当日、地域の方と社員の前で体操の模範を示すことになるため、一生懸命に体の動きを確かめながら練習していました。

キャプテン研修後半の様子は、次回お伝えします。



アストラゼネカ(株)
コーポレートマネジメント統括部 広報部
小野亜希子

2010年9月10日