青森県の南東に位置する南部町(なんぶちょう)は、平成18年1月に、名川町、南部町(なんぶまち)、福地村が合併して誕生しました。町の中央を流れる馬渕川(まべちがわ)の向こうには標高615mの名久井岳がそびえ、自然豊かな南部町を象徴する景観を織り成しています。南部町は、さくらんぼやりんごなどの果物や野菜栽培、稲作が盛んで、以前から都市居住者との農業体験交流が行われていました。平成16年には旧名川町でバーチャルビレッジ(疑似農村)「達者村」を開村。これらの取り組みが評価され、平成17年度 オーライ!ニッポン大賞グランプリを受賞しました。来る人も迎える人も“達者”になるという達者村=南部町を、心行くまで味わいつくしましょう。
(取材・文:松本晴子/2007年2月)