9月6日(水)、東京都庁第一本庁舎大会議場において、オーライ!ニッポン会議主催、東京都、農林水産省及び(財)都市農山漁村交流活性化機構共催、総務省、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省及び環境省後援により「オーライ!ニッポン東京シンポジウム」が盛大に開催されました。
平野啓子オーライ!ニッポン会議副代表、山田修路農林水産省農村振興局長、関谷保夫東京都副知事、また来賓として島村宜伸衆議院議員、近藤基彦衆議院議員、土屋正忠衆議院議員がご出席の中、約520名の参加者を得て開会しました。
シンポジウムは、タレントでエッセイストの高木美保さんによる基調講演(「田舎で暮らすということは・・・」)で始まりました。那須高原での田舎暮らしの様子を中心に、その思いや考えをお話いただきました。続いて、NPO法人活動報告として、「NPO法人えがお・つなげて」代表理事 曽根原久司氏、「NPO法人自然体験活動推進協議会」事務局長 重 政子氏、「NPO法人ふるさと回帰支援センター」常務理事・事務局長 高橋公氏がそれぞれの活動内容の紹介を行ないました。
続いて、「都市農業からの提案~市民と農業との新たな関係~」をテーマに、植村春香氏(NPO法人農業情報総合研究所 理事長)、加藤義松氏(東京都農業体験園主会会長)、川村研治氏(地球環境パートナーシッププラザ 常勤スタッフ)、齋藤恵美子氏(NPO法人たがやす 事務局長)によるパネルディスカッションが行われ、都市における農林漁業への関心の高さや、都市農業と市民との新しい関係づくりについて、それぞれのパネリストの実体験をもとに、熱心に議論が交わされました。
東京から、都市と農山漁村の共生・対流を推進し、「人・もの・情報」の循環を活発化させることの重要性を情報発信できたことで、都市農業や農山漁村への理解や期待が深まり、市民と農業、そして都市と農山漁村の新しい結びつきに繋がり、このことが都市で頑張る農林漁業者や、農山漁村地域の求める活力や経済の活性化に結びつくことが期待される内容となりました。