森林・山村多面的機能発揮対策交付金

森林・山村多面的機能発揮対策交付金は、地域住民、森林所有者、地域外関係者等による「里山林の整備と利用」を支援する、林野庁の事業です。

令和6年度の申請受付中
詳しくは、「令和6年度交付金募集のご案内」をご覧ください。

森林・山村多面的機能発揮対策交付金 里山林の保全と利用に対する助成 地域環境の保全 森林資源の利用 森林空間の利用

令和6年度森林・山村多面的機能発揮対策交付金 募集説明会

・説明会の参加、相談会の開催を希望される方は、様式第13号によりお申し込みください。

(1)オンライン説明会

・開催日は下表のとおりです。
・開催時間は、新規申請が14時~16時、継続申請が10時~11時30分です。
・開催1週間前までに、お申し込みください。

開 催 日
5月 2日 5月10日 6月14日 7月12日
申込締切日 4月26日 5月 2日 6月 7日 7月 5日

(2)個別相談会

・機構会議室における対面式もしくはオンラインで開催します。内容はオンライン説明会と同じです。所要時間は相談を含めて2時間をご予定ください。<

(3)現地相談会

・申請予定地を訪問し、原則として制度説明と現地調査の2部構成で行います。
 ①制度説明(内容はオンライン説明会とほぼ同じです。申請者様の側で会場を確保してください。)
  ②現地調査(申請予定の森林をご案内いただき、実施したい内容を具体的にご説明いただきます。また、必要に応じて、整備予定地のGPS計測、モニタリング調査の初回調査、数値目標の検討等のご支援もさせていただきます。)
・現地相談会の希望が多い場合は、計画の準備が進んでいる組織を優先し、順番に対応させていただきます。
・次年度の申請に向けた現地相談会も随時受け付けます。


令和6年度募集チラシ

令和6年度森林・山村多面的機能発揮対策交付金募集チラシ

森林・山村多面的機能発揮対策交付金とは?

森林・山村多面的機能発揮対策交付金は、地域住民や森林所有者等による「里山林の整備と利用」を直接的に支援する林野庁の交付金です。 交付金の対象となる「里山林」は、主に集落の近くに立地し、かつての農用林や薪炭林のように人々の暮らしと密接な関係をもつ森林であって、整備の遅れや放置などによる問題を抱えている森林です。
このような里山林の保全は、木材生産を主目的とする森林整備では対応できないことから、コミュニティの関心や活力の向上により対応することが重要です。 (一財)都市農山漁村交流活性化機構は、東京都、埼玉県及び神奈川県で本交付金の申請を希望する活動組織を募集します。

(注)交付金の募集は、活動を実施する里山林がある都道府県に設置された地域協議会が受け付けます。他県の地域協議会の一覧は、林野庁のホームページからご覧になれます。
     リンク先:http://www.rinya.maff.go.jp/j/sanson/tamenteki.html

交付金の特徴

①対象となる活動は、面的な森林整備
 森林整備とは、森林を育成するために行う植林、下刈り、木竹の除間伐等です。
②対象となる場所は、里山林(林業経営が成立しづらい森林)
 雑木林や竹林はもちろん人工林も対象になります。
③交付の期間は、原則として3年間
 一度採択を受けたら原則3年間にわたって交付金が継続されます。(申請は年度毎に必要)
④全額を活動に要する人件費(日当)として使える
 活動に要する消耗品費(ヘルメット、ノコギリ、防護具等)、資機材費(チェンソーや刈払機等)、傷害保険の保険料等も対象になります。

交付金の概要

(1)交付金の活動期間

東京都、埼玉県及び神奈川県内の里山林で、地域住民が森林所有者、地域外関係者等と一緒に森林の整備や利用を行う組織(3名以上で構成)。NPO法人等が単独で実施することも可能です。

事業実施期間

3年間(3年間の活動計画書を作成して、毎年度、申請して下さい。)

(2)対象となる活動組織

地域の里山林の整備と利用の活動を行う組織(森林所有者や地域住民等、3名以上で構成)

(3)交付金の対象となる活動・助成単価

  1. ① 活動推進費
    対象森林の林況調査、具体的な作業計画の立案等(初年度のみ112,500円)
  2. ② 地域環境保全タイプ(里山林保全)
    里山林景観を維持するための活動等(助成単価120,000円/ha)
  3. ③ 地域環境保全タイプ(侵入竹除去・竹林整備)
    侵入竹の除去、放置竹林等の整備等(助成単価285,000円/ha)
  4. ④ 森林資源利用タイプ しいたけ原木や薪材の伐採・加工等(助成単価120,000円/ha)
  5. ⑤ 森林機能強化タイプ
    ②~④の効果的実施や効果の維持強化に必要な作業道等の作設・改修等(助成単価800円/m)
  6. ⑥ 資機材の購入
    ②~⑤の活動を実施するために必要な資機材の購入・設置を支援。
    林内作業車、薪割機、薪ストーブ及び炭焼き小屋の補助率は3分の1以内。
    その他の資機材等の補助率は2分の1以内。

(4)助成額の上限

  1. ①~⑥の合計で1組織当たり500万円が上限。

(5)その他

交付金の申請と交付には、様々な要件やルールがありますので、申請前に下記の募集要領等を必ずご一読下さい。

活用例

地域の課題・困りごと

交付金の活用例

森林がササや灌木の藪に覆われ、地域の景観が悪化し、ゴミの不法投棄も心配だ。藪にイノシシが棲みつき、農地や住宅等への獣害の温床となっている。

ササや灌木を刈払って景観を改善し、見通しのよい明るい森林を取り戻す。森林の藪を刈払ってイノシシが棲みつかないようにする。

長年にわたり間伐や枝打ち等の管理がなされていないので、倒木や枯損木が多く、台風や大雨のたびに倒木、落枝、土砂流出、鉄砲水等の被害が心配だ。

間伐や枝打ちを行い、倒木や落枝の発生を防ぎ、地面の草を発達させて土砂流出の防止を図る。倒木や枯損木を処理し、鉄砲水の防止を図る。

雑木林が藪に覆われて林床植物や昆虫が乏しくなり、生物多様性が喪失している。

藪に覆われた雑木林で刈払いや落ち葉かきを行い、明るく林床植物が豊かな雑木林に再生させる。

竹林が枯れた竹で覆われて地域の景観が悪化し、ゴミの不法投棄、山火事、土砂崩れも心配だ。隣の地や宅地にも竹が侵入して困る。森林に竹が侵入し、そこに生育する樹木が枯死してしまった。

倒れた竹や枯れた竹を片付けて、タケノコを利用できる美しく健康な竹林を取り戻し、隣地への竹の侵入を防止する。森林に侵入した竹を除去して樹木を救出する。

申請のコツ

ステップ1
 整備する森林の位置と範囲を地図に書き記す(手書き可)。
ステップ2
 土地の所有者の氏名と住所を把握し、できれば協定書の締結について内諾を得る。
ステップ3
 森林の現況を把握し(写真も多めに撮影)、3年後の目標とする森林の姿を考える。
ステップ4
 ステップ1から3の情報を添えて事務局へ相談し、事務局と一緒に書類の精度を高める。

報告のコツ

ポイント1 毎回、作業前・中・後の写真集合写真を撮影する(作業前と後の写真は森林の状態変化が比較できるように、集合写真は参加人数を確認できるように撮影)。
ポイント2 交付金は原則として活動参加者の日当として支払う。支払方法は様々ですが、最も簡単な方法は、活動日ごとの出席者が分かる「出席表」を領収書とし、年度末にまとめて日当を払う。

お問い合わせ先

101-0042 東京都千代田区神田東松下町45番地 神田金子ビル5階
一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構 森林・山村多面的機能発揮対策事務局
TEL03-4335-1985(平日9:30~12:15、13:00~17:45。土日祝休日を除く。)
FAX03-5256-5211 E-Mail: satoyama@kouryu.or.jp

森林・山村多面的機能発揮対策交付金のカレンダー

一般参加が可能な予定を掲載。緑色は森林環境教育。茶色は森林ボランティア(体験を含む)。

令和6年度の募集要領等(令和6年4月26日更新)

申請前に、上記募集要領のほか、次の資料をご一読いただき、内容をご理解ください。
採択申請後に、これらの資料が改正された場合も、改正内容を遵守してください。

採択申請書等の様式と記載例

採択決定後に必要な様式(令和5年度の内容です)

概算払いに必要な書類

報告・変更に必要な書類

採択を受けた組織へのお知らせ

採択決定を受けた活動組織 カッコ内は交付金の対象森林の所在市町村

東京都

埼玉県

神奈川県

各種お問い合わせはこちらから

(一財)都市農山漁村交流活性化機構(まちむら交流きこう)東京都知事登録旅行業第2-5925号
〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町45 神田金子ビル5階

お電話
03-4335-1981(平日9:30~17:45)
土曜・日曜・祝祭日・年末年始・お盆を除く
FAX
03-5256-5211
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