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平成28年度 第8回農山漁村コミュニティビジネスセミナー【自然体験活動の効果と地域振興の可能性】開催結果

登壇者

NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター代表理事 辻 英之 氏

1970年福井県生まれ。人口1700人の泰阜村に移住して24年。「何もない村」における「教育」の産業化に成功した。村の暮らしの文化に内在する教育力を信じぬき、関わる人々全てに学びがある質の高い教育を提供する傍ら、立教大学・九州大学・名古屋短期大学・飯田女子短期大学(非常勤講師)など、「教育立村」をテーマとした講演・講義に全国を飛び回っている。また、現在、「泰阜村総合戦略推進官」として「教育立村」の実現に向けて奔走する日々である。著書に「奇跡のむらの物語 1000人の子どもが限界集落を救う!」(2011年 農文協)

セミナー開催報告(2017年1月17日開催)

こんな村は嫌だと言っていた村人が劇的に変わった!

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平成28年度第8(通算118回)農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナーは、あの有名知事が住民票を移し僕はここに税金は納めたいといった人口1,760人の山村を舞台に、毎年1000人以上の子どもが学びに来る、自然体験の聖地を舞台に、活動するNPO法人グリーンウッド自然体験教育センター(4回オーライ!ニッポン大賞 審査委員会長賞)の取組を通じて、合併をしなかった小さな山村が農山漁村の資源を活かし、外からやってきた若者と良好な関係を気付き、農山漁村のコミュニティを活かす取り組みについて事例の発表、意見交換を行いました。

NPO法人グリーンウッド自然体験教育センターは、次代の担い手である青少年が「心の豊かさ」や「生きる力」を育んでいくことを支援するために、森・川をフィールドにした多彩な自然体験教育プログラムを展開し、山村留学・暮らしの学校「だいだらぼっち」は、小学3年生から中学3年生までの子どもたちが親元を離れ、泰阜村の小中学校に通いながら宿泊棟で1年間の共同生活や「信州こども山賊キャンプ」は、毎年、夏に約1100人もの子どもたちが参加する23日のキャンプ。小学1年生から中学3年生までの異年齢の子ども2050人のグループに分かれて実施しています。

その他、将来教育者や指導者を目指す若者が、子どもたちと生活を共にしながら1年間実践で教育を学ぶ。山賊キャンプには、OBOGを含め、全国から300人を超すボランティアが集まるなど山村地域の資源を活用して、教育に一石を投じています。なぜ全国から子どもたちが参集するのかその秘訣を探るなかで、地域に誇りを取り戻し、農山漁村の資源についてもう一度自らも活かしていこうとする農山漁村の人々の心の変わっていく様子も明らかにしてもらいました。

 

第8回セミナー事務局のまとめ

〇我々が泰阜村にやってきたときは、自然を資本とした産業は絶対無理だと言われていた。

〇今は泰阜村の18人と第3位の従業員がいる事業所になった。1位は役場。新2位は農協。

〇グリーン・ウッド効果で、Uターン者が増加し役場が驚くほど、若者が増えた。

 また、ムラの有志がNPOや民宿を立ち上げ、村おこしを始めるようになってきた。

(民宿は、隣の飯田市にある南信州観光公社と連携し、子どもの長期農村生活体験等を受け入れている。)

〇こんなムラは嫌だといっていた村人が劇的に変わった。

 泰阜村の自然や地域の暮らしが、教育的な効果を波発揮することを知り、村々の人々の意識が変化したからだ。

〇プログラムの名称にもなっているが、「あんじゃね」、「ひとねる」という地域の言葉は、「あんじゃね」は、安心する。大丈夫だ。「ひとねる」は、人を練る。つまり育てるである。〇地域に根差した暮らしから学ぶ、つまり人を作っていくというのが、我々のシゴト。

〇グリーン・ウッドは、自然の体験や地域の暮らしを通じて、人材育成を行なう組織である。

〇人口1700人の泰阜村は、合併をしなかった。だから公的サービスは縮小しているが、地域の人はやせ我慢と言って対応している。昔から自分達の地域は自分達でやるしかないという風土がある。ムラとして失っていない力がある。

〇教育とは、未来を作ることだと思っている。

〇グリーン・ウッドは、1年単位の子どもを預かり地域の小学校へ通わせる「山村留学」と夏休み、冬休み等に受け入れるキャンプの「山賊キャンプ」の2本立て。

〇山村留学では、利益がでるものではないが、山賊キャンプは、11万円をいただき、毎年1200人を超える子どもたちが来ている。この山賊キャンプで体験した子供が山村留学にやってくるので、スタッフも山賊キャンプを重要視している。

〇山賊キャンプでは、常勤職員だけでなく、OB,OGや教職課程を目指す学生等が全国からボランティアで参加する、およそ300人。教育の現場を学ぶ、インターン機関としても大学から評価されている。

〇「山村留学」でも「山賊キャンプ」でも何を行うかは、子どもたちが相談して決めることになっている。このことが子どもに大変人気がある秘訣となっている。

〇さまざまな生活体験を通して、思いどおりにならないことを楽しむ。ことを学。

 便利すぎると人間らしさが失ってしまうと思う。

講演する辻英之氏

次回の農山漁村コミュニティビジネスセミナーは、

第119回農山漁村コミュニティビジネスセミナー 【限界集落が挑戦する未来のムラづくり】

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この前の農山漁村コミュニティビジネスセミナーの結果は、

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(まちむら交流きこう)
まちむらセミナー事務局
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