ホーム > イベント・セミナー > まちむら交流きこうセミナー > 2016全国廃校活用セミナー(九州地区)in熊本 開催報告

2016全国廃校活用セミナー(九州地区)in熊本 開催報告 

2016全国廃校活用セミナー(九州地区)in熊本 開催報告

【趣旨】農山漁村地域においては人口の減少や高齢化、社会資本の老朽化や廃校等伴い、集落機能や地域活力の低下が進行しており、農山漁村に受け継がれている豊かな地域資源を最大限活用した地域の活性化に取り組むことが必要とされています。このため、廃校活用をテーマとする各種情報提供を行い、農山漁村地域の活性化を支援することを目的に、セミナーを開催いたします。
日  程
2016年2月6日(土曜日)~2月7日(日曜日)
募集人数
35名(セミナー参加者)
開催場所
なみの高原やすらぎ交流館(旧小池野小学校/熊本県阿蘇市波野大字小地野663-1)
対象
廃校活用検討者・実践者、行政職員等

2016全国廃校活用セミナー(九州地区)in熊本

開催プログラム

<2/6(土曜日)>
12:00 ◇開場・受付
13:00 ◆開会 
      挨拶  山野昭二 一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構専務理事
13:10 ◆情報提供  『全国の多様な廃校活用の取り組み紹介』
      講師  畠山徹  一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構業務部参事
13:40 休憩
13:50 ◆事例報告Ⅰ 『自然学校を基調とした廃校活用の取り組み紹介』
     ◇『黒松内ぶなの森自然学校』(旧作開小学校/北海道黒松内町)
      講師  高木晴光 ぶなの森自然学運営委員長/NPO法人ねおす理事長
14:50 休憩
15:00 ◆事例報告Ⅱ 『都市農村交流を基調とした廃校活用の取り組み紹介』
     ◇『大野のごっつぉ大集合!』(旧大野小学校/熊本県山都町)
      講師  高野清華 合同会社じゅんぐり舎代表
     ◇『森の中のレストランHIRANO』(旧平乃分校/佐賀県唐津市)
      講師  有尾仁美 唐津市北波多市民センター産業課
     ◇『西友枝体験交流センターゆいきらら』(旧西友枝小学校/福岡県上毛町)
      講師  福本利三 西友枝体験交流センターゆいきらら運営委員会会長
     ◇『田舎の体験交流館さんがうら』(旧一勝地第二小学校/熊本県球磨村)
      講師  小川聡 田舎の体験交流館さんがうら職員
17:00 休憩
17:30 ◆交流会
19:30 ◆夜間ゼミ 『誰が、“ふるさと”を立て直すのか』
      講師  徳野貞雄 一般社団法人トクノスクール・農村研究所理事長/熊本大学名誉教授
<2/7(日曜日)>
09:00 ◆早朝ゼミ 『地域の風土・文化から「ふるさと」再生』
      講師  井上弘司 地域再生診療所代表執行役/地域力創造アドバイザー
10:20 休憩
10:30 ◆意見交換会
11:30 ◆閉会

◆情報提供  『全国の多様な廃校活用の取り組み紹介』

畠山徹 一般財団法人農山漁村交流活性化機構業務部参事
1960年東京都目黒区生まれ
日本大学卒業後、建築設計事務所、コンサルティング事務所での勤務を経て、財団法人ふるさと情報センターの客員研究員として出向。2001年、関係三団体の統合による財団法人都市農山漁村交流活性化機構(まちむら交流きこう)の設立に伴い、プロパー職員となる。現在、業務部広報情報チーム参事として、廃校活用等をテーマとする地域活性化支援事業に携わる。2012年から2013年の二か年をかけ、当機構主催による廃校フォーラム及び廃校活用セミナーを全国各地にて開催し、その普及に努めている。

情報提供『全国の多様な廃校活用の取り組み紹介』と題して、畠山徹(一般財団法人農山漁村交流活性化機構業務部参事)より全国の廃校活用の取り組み紹介を行いました。

◆事例報告Ⅰ 『自然学校を基調とした廃校活用の取り組み紹介』

◆『黒松内ぶなの森自然学校』(旧作開小学校/北海道黒松内町)

高木晴光 黒松内ぶなの森自然学校運営委員長/NPO法人ねおす理事長
1954年千葉県船橋市生まれ
北海道大学農学部卒業後、貿易商社に勤務。その後、観光・不動産開発や社会教育事業にも携わり、1992年に「北海道自然体験学校NEOS」を設立し、1999年にはNPO法人として登記。理事長に就任し、自然体験やエコツーリズム地域づくり、人材育成などに携わる。1999年、「作開地区生涯学習館(旧作開小学校)」を活動拠点とする『黒松内ぶなの森自然学校』を開設し、自然学校運営協議会の代表に就任。翌年、黒松内町に移住し、現在に至る。

1998年3月作開小学校閉校。1999年3月ぶなの森自然学校運営委員会設立、同年4月『黒松内ぶなの森自然学校』がオープンする。主な活動として、自然体験型・地域産業体験型学習プログラム事業、自主・自立した次世代の人材の育成、子どもを中核とした地域交流促進事業、黒松内地域の活動、その他自然療法型ネイチャーガイドの高齢者及び認知症患者への自然体験活動等が行われている。

事例報告Ⅰ『自然学校を基調とした廃校活用の取り組み紹介』と題して、高木晴光氏(ぶなの森自然学運営委員長/NPO法人ねおす理事長)より、『黒松内ぶなの森自然学校』(旧作開小学校/北海道黒松内町)の取り組みについて報告をいただきました。

◆事例報告Ⅱ 『都市農村交流を基調とした廃校活用の取り組み紹介』

◆『大野のごっつぉ大集合!』(旧大野小学校/熊本県山都町)

高野清華 合同会社じゅんぐり舎代表
1983年熊本県大津町生まれ
聞き書きライター。学生の頃から様々なNPO活動に携わる。米国留学や東京での活動を経て、2007年に地域の人たちの志に惹きつけられ、持続可能な島づくりに関わりたいと島根県隠岐の島・海士町へ移住。まちづくりに取り組む株式会社巡の環立上げメンバー。2012年、同社を卒業して山陰でフリーライターとして活動後、熊本へUターンし山都町へ移住。2013年、合同会社じゅんぐり舎設立。日々地域に学び感動しながら、イベント企画運営や編集執筆、集落でのワークショップなど、地域コーディネートやまちづくりのお手伝いを手がける。

2013年3月大野小学校閉校(137年間で1558人の卒業生を送り出す)。2013年11月、大野自治振興区主催(事務局/合同会社じゅんぐり舎)による大野の食の文化祭、『第一回大野のごっつぉ大集合!』を開催する。以後、毎年11月に『大野のごっつぉ大集合!』が開催されている。主な活動として、美味かもんマルシェ、餅つき体験、校舎内でのリサイクルバザーやメモリアル写真展示、家庭料理わくわく試食会、白石神楽の舞台や音楽ライブ等が行われている。

◆『森の中のレストランHIRANO』(旧厳木小学校平乃分校/佐賀県唐津市)

有尾仁美 唐津市集落支援員
1959年佐賀県唐津市生まれ 
2000年(社)唐津観光協会の着地型旅行部門開設にあたり、営業チーフとして教育旅行誘致・受入・体験メニュー企画・運営・組織つくり・旅行企画・農家民宿開設支援など担当。観光協会在籍中に、九州ツーリズム大学卒業。2013年より集落支援員として唐津焼発祥の地北波多で、唐津焼の里育成協議会や直売所へのアドバイス、北波多ならではの地域や特産を活用し観光イベントの企画に取組み、厳木地区の廃校旧平之分校で地元のおばちゃんやおじちゃんと廃校を活用し、農産物の加工など六次産業や地域再生に取組み中。2015年英国視察を終えたばかり。

2008年3月厳木小学校平乃分校閉校。2013年11月平乃分校を会場に1日限定の「1DAYママカフェ~いまどきママのリフレッシュ講座~」を開催する。これを契機に、2014年春平之分校活性化協議会設立。農家レストラン開設を視野に、1DAYママカフェの開催、郷土料理の研究会や薬草・山菜の勉強会、有名店のシェフを招いたイノシシ料理教室等が行われている。また、2015年8月には福岡市の小中学生及び保護者約50人の1泊2日のキャンプも受け入れている。

◆『西友枝体験交流センターゆいきらら』(旧西友枝小学校/福岡県上毛町)

福本利三 西友枝体験交流センター運営委員長
1951年福岡県上毛町(旧大平村)生れ
1969年吉富製薬株式会社(現田辺三菱製薬)に入社し、仕事のかたわら地域活動や文化、スポーツ活動に精力的に取り組む。1993年より上毛町ふれあいソフトテニス学生大会会長。2003年より上毛町ジュニア、ママさんバレーボールペコカップ会長。2007年無形民俗文化財松尾山お田植祭保存会会長。2010年上毛町地域づくり協議会副会長に就任。2010年退職と共に西友枝体験交流センター運営委員長として立ち上げ、活動を展開し現在に至る。

2009年1月西友枝小学校跡地活用委員会発足。2010年3月西友枝小学校閉校(136年間で1084人の卒業生を送り出す)。同年4月から視察研修及び情報収集を行い、2011年4月西友枝体験交流センター運営委員会発足とともに、町による体験交流型宿泊施設としての改修を経て2012年4月『西友枝体験交流センターゆいきらら』がオープンする。主な活動として、各種団体や自治会活動の支援、農産物直売所、体験ふれあい学習、活き活きサロン、西友枝資料館、地域食材を振る舞う田舎の居酒屋等が行われている。

◆『田舎の体験交流館さんがうら』(旧一勝地第二小学校/熊本県球磨村)

小川聡 田舎の体験交流館さんがうら職員
1974年熊本県球磨村生まれ
1999年熊本学園大学商学部商学科卒業後、9年間東京で働いた後、地元の民間会社に勤務。その後、「いろいろな人に球磨村の良さを知ってもらいたいと」という思いで、2012年より「田舎の体験交流館さんがうら」の職員として勤務し、現在に至る。日本自然保護協会NACS-J自然観察指導員、(公社)日本シェアリングネイチャー協会ネイチャーゲーム指導員、全国体験活動指導者認定委員会自然体験活動指導者の資格を有する。

2010年3月一勝地第二小学校閉校。その後、村による体験交流型宿泊施設としての改修を経て、2011年4月田舎の体験交流館さんがうら運営委員会発足、同年7月「田舎の体験交流館さんがうら」がオープンする。主な活動として、都市農村交流イベントの開催、地域資源の発掘・記録収集・情報発信、野外体験活動プログラムの提供、宿泊施設を利用した集団宿泊等の誘致・受け入れ、郷土料理の提供と継承、村特産品の開発と販売が行われている。

事例報告Ⅱ 『都市農村交流を基調とした廃校活用の取り組み紹介』と題して、高野清華氏(合同会社じゅんぐり舎代表)より『大野のごっつぉ大集合!』(旧大野小学校/熊本県山都町)の取り組み、有尾仁美氏(唐津市集落支援員)より『森の中のレストランHIRANO』(旧厳木小学校平乃分校/佐賀県唐津市)の取り組み、福本利三氏(西友枝体験交流センター運営委員長)より『西友枝体験交流センターゆいきらら』(旧西友枝小学校/福岡県上毛町)の取り組み、小川聡氏(田舎の体験交流館さんがうら職員)より『田舎の体験交流館さんがうら』(旧一勝地第二小学校/熊本県球磨村)の取り組みについて報告をいただきました。

◆交流会

交流会では、地産地消、母の味旬菜家庭料理レストランのお母さん自慢のお料理を提供いただきました。

<食事メニュー>
波野秘伝の絞りそば、しし汁、七種類のお煮しめ、きんぴら、サラダロールキャベツ、白菜の白和え、キャベツメンチボール、うずら豆のことこと煮、そば餃子、白菜サラダ、天ぷら(唐芋・那須・蕗の薹)、酢の物(赤カブと大根)、ふろふき大根、人参とサキイカのサラダ、阿蘇産白ご飯、波野産そばの実ご飯、菜種の玉子とじ、持ち寄り漬物、手づくりロールケーキ

◆夜間ゼミ 『誰が、“ふるさと”を立て直すのか』

徳野貞雄 一般社団法人トクノスクール・農村研究所代表理事/熊本大学名誉教授
1949年大阪府貝塚市生まれ
九州大学大学院文学研究科博士課程修了後、山口大学人文学部助手、広島県立大学経営学部助教授、熊本大学文学部助教授を経て、熊本大学文学部教授を歴任。2015年3月をもって定年退職。現在、熊本大学名誉教授。知識社会学的な視点からの既存の農学・農村社会学を批判的に捉え、農民の「生活・暮らし」の視点に立った農業論や地域社会論を展開する。主な著作として、2007年『農村の幸せ、都会の幸せ—家族・食・暮らし』、2011年『生活農業論—現代日本のヒトと「食と農」』、2014年『T型集落点検とライフヒストリーでみえる 家族・集落・女性の底力—限界集落論を超えて』、2015年『暮らしの視点からの地方再生—地域と生活の社会学』がある。

夜間ゼミ『誰が、“ふるさと”を立て直すのか』と題して、徳野貞雄氏(一般社団法人トクノスクール・農村研究所代表理事/熊本大学名誉教授)より講義を受けました。

◆早朝ゼミ 『地域の風土・文化から「ふるさと」再生』

井上弘司 地域再生診療所代表執行役/地域力創造アドバイザー
1952年長野県飯田市生まれ
長野県飯田市役所に勤務し、産業経済部エコツーリズム推進室長、企画部企画幹等を歴任し、ワーキングホリデーいいだ、南信州あぐり大学院、南信州観光公社等の飯田型ツーリズム事業の仕組みづくりに尽力し、2008年退職。同年、CRC合同会社「地域再生診療所」を開設し、代表執行役に就任。観光カリスマ百選(内閣府/国土交通省)、地域活性化伝道師(内閣府)、 地域力創造アドバイザー(総務省)を歴任し、観光・ツーリズム・6次産業化・雇用創造・中山間地域振興等をテーマに全国各地にて講演・助言指導を行っている。

早朝ゼミ『地域の風土・文化から「ふるさと」再生』と題して、井上弘司氏(地域再生診療所代表執行役/地域力創造アドバイザー)より講義を受けました。

◆意見交換会

長崎県南島原市の旧山口小学校及び旧長野小学校塔ノ坂分校での廃校活用の取り組みについて、南島原市地域おこし協力隊の梅野さんと小川さんにご紹介いただき、参加者全員で意見交換を行いました。

場所

【会場】なみの高原やすらぎ交流館(旧小池野小学校)
なみの高原やすらぎ交流館は、1999年に閉校した小池野(しょうちの)小学校を、体験交流型宿泊施設として改修し、2002年にオープンしました。やすらぎ交流館では、子どもから大人、そして個人から団体までの幅広い人々を対象とした、阿蘇・波野ならではの自然・文化・農林業といった様々な体験・交流活動を「なみの高原自然学校」事業として実施しております。また、毎月1回、地元のお母さんたちによる地産地消、母の味旬菜家庭料理レストランを開催しています。運営は、阿蘇市より(株)神楽苑が管理委託を受け、管理運営にあたっています。

住所/熊本県阿蘇市波野大字小地野663-1    TEL/0967-23-0555
http://www.aso-yasuragi.com/
◆車利用の場合
<北九州・福岡・長崎方面から >九州縦貫自動車道熊本インター下車/国道57号線を阿蘇・大分方面へ約50km
<熊本市内から>国道57号線を阿蘇・大分方面へ約60km
<鹿児島市内から>九州縦貫自動車道熊本インター下車/国道57号線を阿蘇・大分方面へ約50km
<大分市内から>国道57号線を阿蘇・熊本方面へ約65km
<宮崎市内から>延岡~高千穂を通って高千穂から約50km
◆公共交通機関利用の場合
 熊本駅からJR豊肥本線乗車。波野駅で下車約4km

お問い合わせ先

(一財)都市農山漁村交流活性化機構
(まちむら交流きこう)
グリーン・ツーリズムチーム

〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町45 神田金子ビル5階

TEL
03-4335-1983
FAX
03-5256-5211